物忘れや記憶力の衰えは歳のせいではない!脳のパフォーマンスを向上させ、もっと賢くなる方法教えます

ブレインヘルス

最近感じる記憶力の低下や集中力の欠如と常に取れない疲労感。。。。これらは加齢のせいだと諦めていませんか?昔のように頭がシャープに動いてくれず、思うようにパフォーマンスを発揮できないと感じている人は、必ず読んでください。

脳のパフォーマンス低下の原因は、歳のせいではなく、脳の一部の故障によるもので、この故障の修復方法は、難しいものではありません。生活習慣や食事を変えるだけで、簡単に脳のパフォーマンスが向上し、脳を進化させより一層賢くなることが可能です。

一時期話題となったバターコーヒーの考案者であり、世界的な健康企業を経営しているデイブ・アスプリー氏が書籍『Head Strong シリコンバレー式 頭がよくなる全技術』を通して科学的、そして栄養学的な知見から生み出した、脳の”組み立てメゾット”をご紹介します。

脳のパフォーマンスを左右するのは、体の中に存在するミトコンドリアです。いかにミトコンドリアを労るかが、脳のパフォーマンスに直結します。そしてミトコンドリアの機能を高めるには、「食事」「生活習慣」「運動」を日々の生活にチョイ足しするだけで、脳に飛躍的な変化が起きます!

「賢くなる方法」と題して、2回に分けてお届けします。第一弾は、Head Strong内で紹介されている、脳細胞とミトコンドリアについて説明します。

体に必要なエネルギーを生み出す「ミトコンドリア」を制するものは脳も体も制す!

私たちが日々活動しているエネルギー全てを、ミトコンドリアが生み出しています。体重比にすると脳は全体の2%ほどですが、脳に必要なエネルギーは全身の約20%にも及びます。これは腸や心臓など他の器官にくらべてもとても多く、この膨大なエネルギーはほぼ全てミトコンドリアが生成しています。

ミトコンドリアは、細胞のエネルギー発電所ともいわれ、この発電がきちんとできていないと、体の各部分でエネルギー不足を起こし不調につながります。特に脳に必要なエネルギーが届かず、脳内が停電状態になると、様々な症状が起こりますが、最初に出てくる症状が疲労感です。

〜ミトコンドリアとは〜

ミトコンドリアは細胞内に存在する細胞内小器官で、細胞の成長に必要なエネルギーとなる、ATP(アデノシン三リン酸)を生成します。ミトコンドリアは食べ物のエネルギーと酸素を組み合わせATPを生成します。ATPは体内で1日におよそ50-100kg作られています。

人間は水や食料なしで数日生きることは可能ですが、ATPなしでは生きることができないため、ATPは絶対必要不可欠な物質なのです。そして、ほぼ全細胞が機能するためにATPが必要であるため、ミトコンドリアは人間にとっての生命線ともいえます。

人間の体には1000兆を超える数のミトコンドリアが存在し、多くのエネルギーを必要とする細胞、脳、心臓、網膜の細胞には、約1万個のミトコンドリアが存在します。そしてこれらのミトコンドリアがぎっしり詰まった細胞は、エネルギーが必要なのに足りないと真っ先にエネルギー不足に悩まされ、様々な原因をひきおこしてしまいます。

まず初めに疲労を感じ、そして機嫌が悪くなり、頭がぼんやりしたり、集中力を失ってしまうという悪循環に陥るのです。それを回避するには、脳に十分なエネルギーが供給され、その他の体の部分が余分なエネルギーを使わないようにしてあげることです。それには食事や運動そして生活習慣に気をつけ、ミトコンドリアを効率よく働かせてあげることです。

次に脳内についてとミトコンドリアの働きについて説明します。

脳にエネルギーとコレステロールは足りていますか?脳内細胞について

脳内では、ニューロンといわれる神経細胞が、電子回路のようにネットワークをつくり情報を伝達しています。このニューロン同士がうまく接続されていると、情報が早く伝わるだけでなく、様々な経験や学習を通して脳の記憶力も高まります。この神経回路に欠陥や故障が生じると、物忘れや記憶力の衰えに関わってくるのです。電子回路を強化することは、脳のパフォーマンス向上に直結するのです。その回路の役割を果たしている神経細胞(ニューロン)と情報伝達の速さを操るミエリンについて少し説明します。

〜神経細胞(ニューロン)とは〜

他の細胞同様に、脳に1000億個ほど存在する神経細胞(ニューロン)もミトコンドリアなしでは機能しません。そして神経細胞のお陰で、脳は正確に情報を伝達することができているのです。また、神経細胞がネットワーク(ニューロンネットワーク)を築くことにより、人間は「記憶」することができます。ただし神経細胞に効率よくエネルギーが供給されない場合に、頭がぼーっとしたり、悪化すると認知障害を起こすといわれています。ミトコンドリアが生成するエネルギーが脳細胞と脳の働きに深く関わっています。

前述したように、脳では(神経細胞は)膨大なエネルギーを必要とします。1つの神経細胞あたり、毎秒47億個のATPが必要といわれています。
神経細胞は以下の3つの部分からできています。

  1. 中心となる核がある「細胞体」2. そこから伸びる多くの小枝「樹状突起」(他の神経細胞からの情報を受け取る役目)3. 長く伸びる細長い枝「軸索」(他の神経細胞に情報を与える役目)

この樹状突起は、情報伝達のために広範囲にわたり作業を行います。そのエネルギーもミトコンドリアが神経細胞内を動き回り届けています。

脳内細胞のパフォーマンスを高めるには、神経細胞で毎秒毎に必要とされる大量のATPのエネルギー量を増やしてあげるのが効果的だといえます。
ただし、エネルギーを増やす術を紹介する前に、神経細胞間のエネルギー伝達がスムーズに行われているかも確認しておく必要があります。それが、神経細胞内の情報伝達を円滑にする役目をしているミエリンです。

〜ミエリン(髄鞘)とは〜

ミエリンは、神経細胞の軸索を取り囲んでいるコレステロールの膜です。絶縁体の役割を果たし、神経細胞に栄養も供給しています。もう少し簡単に説明すると、神経細胞の中心から伸びる軸の管が「電気線」で、その周りをコーティングしている膜が「絶縁体」とイメージするとわかりやすいかもしれません。この軸の中に流れる電気は、絶縁体なしでは電流が通りづらいため、情報の伝わりが遅くなったり遮断されてしまいます。そのため健全なミエリンを保持することが、脳のパフォーマンスには大きな影響をもたらすのです。

コレステロールは脳と神経系に不可欠な栄養素で、全身のおよそ25%が脳に集中しています。そしてその中でも最もコレステロールが多いのがミエリンです。コレステロールと聞くと中性脂肪を思い浮かべ、良くない脂肪と思われがちですが、全ての細胞の膜は主に脂肪でできていて、細胞にとってとても重要な栄養素なのです。

ミエリンを健康にするには、腸内環境を見直し善玉菌を摂取するのも効果があります。”人の脳をつかむ道は腸から”と著者が表現していますが、腸は「第二の脳」とも言われるように、腸内環境は脳と密接に関わっています。ある研究では、腸内細菌が少なく、寄生体が多い人はアルツハイマーの発症率が高いとの結果がでています。腸内環境を見直し、正しく十分な脂肪を食べることが、健康なミエリンを形成し、脳内で情報が迅速かつ有効に流れてくれるのです。

まとめると、脳が正常に動くには脳内の神経細胞に十分なエネルギーが必要になります。そのエネルギーはミトコンドリアから作られます。神経回路の流れが円滑であると脳の記憶力は、増大します。そのため、脳のパフォーマンスを向上させるには、ミトコンドリアが効率的にエネルギーを発電できる環境を整えてあげることで、神経細胞に十分なエネルギーが供給されます。そして健康なミエリンを維持することで、神経回路に伝わる情報も素早く正確に脳内で処理されるのです。

脳細胞は増やせる!今までより5倍も賢くなるには、、、、

健全なミエリンを保ち、元気にミトコンドリアが働いてくれることで、今いる神経細胞のパフォーマンスが高まり、そして何歳になっても新しい神経細胞(ニューロン)を構築することが可能です。デイヴ・アスプリーは著書内で、心理学者 ブラント・コートライト博士のインタビュー(『ニューロン新生、食事とライフスタイル』著書)と自らの研究をもとに ”脳は5倍も性能をよくできる” と述べています。実際、「神経発生」という新しい神経細胞の生成が起こる現象がすでに発見されており、神経幹細胞が多い海馬では加齢に関係なく新たな脳細胞が増えることが確認されています。

今よりも脳細胞が増え、倍以上も賢くなれるなんて、これからの未来がワクワクしてきませんか?脳のパフォーマンスの鍵を握るミトコンドリアの働きが好調で効率的にエネルギーを作れば作るほど心身のパフォーマンスが高まります。心も体もいいことだらけのことが起き始めるのです!

次回は、健康なミトコンドリアとミエリンのための脳細胞を増やす方法をご紹介します。運動と食事、生活習慣で学習力、記憶力が改善し、思考力が高まってしまいますよ!

 

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